2013年9月29日日曜日

より手軽な鍋炊きご飯の水計量のやり方


これまで白ごはん.comなどを通して、鍋炊きご飯のレシピを詳しく紹介してきました。昔から鍋炊きに使われてきた「文化鍋(上の写真のお鍋です↑)」や、「土鍋」だとかを使って。

どうしてかと言ったら、やっぱり電気炊飯器よりも美味しく炊けるから。芯までふっくら炊ける美味しさ、炊き立てはもちろん、冷凍保存や弁当で後から食べるとまたその違いがはっきりわかる炊き上がりになっていると思います。

それぞれの炊き方に関しては『基本的な鍋炊きご飯の炊き方』『土鍋でのご飯の炊き方』を参考にしていただくとして、その鍋炊きの場合の水の計量をもう少し簡略化できないかと考えてやってみた結果をこの記事にまとめたいと思います。少しだけ専門的になりますので、興味のある部分をかいつまんで読んでもらえばと思います。

*********まずは米と水の関係***********
米を炊飯するにあたって、あくまで一般的な目安となる水加減ですが、
米に対する加水量は米重量の1.3~1.5倍がちょうどよいとされています。
(私が講習を受けた“ごはんソムリエ”での内容もそうでしたし、実際にいくつかの大手メーカーの炊飯器の内窯を確認しても、米を加えた後に加える水分量は米重量に対して1.4~1.5倍くらいが多かったです)

********それでは鍋炊きの水加減はどうなのか?**********
ご飯を炊くというのは、水を使って乾燥している米に火を通しつつ、水を残すことなく、焦がすことなく米に吸水させる調理法です。なので、人が火加減を細かに調整できる鍋炊きの水加減は料理をする人によって千差万別。水が多くたって、少なくたって、要は米を焦がさず水を残さずに炊き上げればいいだけですから。

では何でもいいかというと、実はそうではありません。上に紹介した基本的な水加減1.3~1.5倍で鍋炊き炊飯すると、私の知るいくつかの炊き方とこれまでの経験では、芯からふっくら炊くことはできないと思っています。1.3~1.5倍の水加減では水が少ないのです。おそらくそれは加熱中の蒸発量などが電気炊飯器とは異なるからだと思っています。

********白ごはん.comでいま紹介している水加減は?**********
白ごはん.comでは米を研いで浸水させてから、しっかりと水気を切り、その浸水した米と同体積の水を加える、という方法を紹介しています。これは私が料理屋で働いている時に教えたもらった方法で、いまでも変わらずその炊き方を続けています。

米は研いだ後に浸水させると、0.2~0.25倍の水を吸います(米重量比で)。
その浸水した後の体積を量ると、1.6~1.7倍くらいになります(同じく米重量比で)。
つまりその2つを合わせて米を炊くので、水加減としたらはじめの米重量に対して、1.8~1.95倍くらいにはなっているというわけです。

一般的な1.3~1.5倍よりもずいぶん多い水加減にはなっていますが、白ごはん.comで紹介している炊き方では、水加減が多いほうが美味しいご飯が炊けると思っています。
実際に水加減を減らして炊いてみたこともありますが、甘みが弱かったり、ふっくら感が弱かったりしました。

********それではより手軽な水計量のやり方は?**********
米を研いで浸水させるというのが前提にはなりますが、
2合に対しては、水400~450ml
3合に対しては、水600~650ml が一つの目安になると思います。

これまで“浸水した米と同体積の水を加えてください”というレシピにしていたので、米を量ってから次に水を量るという手間がかかっていました。それをこの水分量を参考にしてもらえば、米を量らずに水だけの軽量ですむというわけです。

※米が1合150gなので、2合300gに対して400だと1.33倍、450だと1.5倍(これに浸水0.25倍を足すと1.58~1.75倍)。3合でもほぼ同じような比率になります。

※鍋炊き途中の火加減や鍋自体によって、加熱中の蒸発量が異なることから、私がいつも炊く水加減(1.8~1.9倍)よりも少しだけ水を少なめにして覚えておくと失敗が少ないと思ったので、この水分量にしています。

長々と書いてしまいましたが、白ごはん.comの鍋炊きの炊き方を紹介しているページに、
2合に対しては、水400~450ml、3合に対しては、水600~650ml 
この数値を入れようと思い、長くなりすぎるのでブログにその詳細を記載させていただきました!
また炊飯に関して追記・変更などがあれば、その都度ブログなどでも紹介していこうと思います。

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2013年9月23日月曜日

東郷町の“ぶなの木”で器を買ってきました。

 
昨日、久しぶりに名古屋近く東郷町の“ぶなの木”さんに行ってきました。
3年くらい前はこの近くに住んでいたので、たまにカフェ、美味しいパン、素敵な器、、
いろいろと寄らせていただくことも多かったのですが、
いまはすっかり家から遠くなって、葉書をいただくものの伺う機会が減っていました。。
ちなみにこちらが素敵なぶなの木さんのサイトです↓
http://www.bunanoki.net/

昨日は半年以上ぶりくらいに??、ぶなの木さんに行ったんですけど、
最近むすめが引っ越す前(3歳くらいの頃)のことをあまり覚えていないことを嫁と二人で驚き、
それは思い出させてやろうと昨日は思い出の場所めぐりだったんです。

住んでいたアパートの前にある小さな公園、でっかい池に亀やカモがいっぱいいる大きな公園、
登り坂の上にあっていつも行くのが大変だった図書館、100円で乗れるゴーカートのあるところ、、
さすがにぶなの木にはむすめも1~2回しか行ったことがないから覚えてないのも当然!
と思っていたら、他のところもほとんど覚えていませんでした(涙) 覚えていたのは図書館くらい。

いまむすめは6歳で、0~3歳の頃に住んでいた場所だったんですけど、
そんなものなのかなぁとちょっと悲しくなっちゃいました(>_<)
でも、これからもっと色んなところに連れて行ってあげようと、
改めて思うよい機会にもなったのでよかったよかった、といまは思っています。

そうそう、ぶなの木さんでは器も購入させていだきました。
谷口晃啓さんの器(下の六角のもの)、福永芳治さんの器(下の左のもの)。
とても優しい風合いの器で、しかもどちらも丈夫そう^^ (ここも大事な選ぶ基準ですよね)
普段使いしたいなぁと思って、それぞれ2つずつ買っちゃいました。



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2013年9月20日金曜日

来月レシピ本の発売が決まりました!

共著ではありますが、来月の中旬にレシピ本が発売されます!!
レシピ本のタイトルはというと、、

『粗食のきほん』。

出版社はブックマン社さんで、
共著でご一緒させていただくのは、幕内秀夫さんと佐藤初女さん。
お二人ともとても有名な方なので、ちょっと恐縮してしまいます(>_<)

本の内容は、幕内さんと初女さんが対談をされて、昔から日本人が食べてきた、“ごはんと味噌汁”を改めて見直す必要があるのではないか?、と対談の中で触れられています。

*お二人の対談はもちろんこんな一言でまとめられるようなものではなく、毎日欠かすことのできない食について、現実離れしたものでなく、もっと身近なところからどうするべきか?ということをお二人の普段の習慣や経験を踏まえて提示されています!

私が後半のレシピページを担当させていただき、春夏秋冬、ごはんと味噌汁を12品ずつ、合計96品のレシピを担当させていただきました。

まずは事前のお知らせ程度ですが、また詳しい発売日などが決まりましたら、このブログでも紹介しますね!

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2013年9月16日月曜日

「雪割納豆」、美味しいのでぜひお試しを!!


みなさん知ってます??
この可愛らしいパッケージの“雪割納豆”。
私はずっと前に、成城石井で買ってからはまっています。

この雪割納豆はなんなのかというと、、、
皮をむいた大豆で納豆を作り、麹と塩などを混ぜ合わせて熟成させたもので、
味自体は『納豆ともろみ味噌の中間のような味わい』なんです。

これがまた、酒の肴にもなるし、ごはんのお供としても最高なんですっ。
150gで250円と良心的な価格だし、3カ月程度の賞味期限があるため、
うちでは買えるときに2~3箱ほど買いだめしていますよ(^^)

この雪割納豆でぜひ試してもらいたいのが、
雪割納豆と大根おろし、ねぎを混ぜ合わせてご飯の上にのせて食べる方法っ。
これは本当におすすめ。
見つけたらぜひぜひ試してみてくださいね~。

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2013年9月14日土曜日

ごはん色々お試し中


米屋さんだけに限らず、スーパーにも近ごろは色々な品種のお米が
並ぶようになりましたね~。

お米のこと勉強したいな、と思って、最近は毎回買う品種を変えるようにしています。
買うのは2kgから5kgくらいまでにして^^

最近買ったのは、
岐阜でよく食べられている“ハツシモ”、
成城石井の天日干しのお米、
CMもよくやっていた“ゆめぴりか”、
坂ノ途中の“ふゆみずたんぼ米(こしひかり)”、
山形の名産のお米“つや姫”、などなど。

同じ品種のお米でも、地域や栽培方法などによっても全然炊き上がりが違うし、
よく比較すると、食感や香りだけじゃなくて、
お米の炊き上がった時のつやだ、色合いだとかも違うもんです。
弁当に入れて冷めた時も、品種によって違いがはっきりするものもありますよね。

これまでは実家などから米をもらったりして、
同じお米を食べ続けることが多かったんですけど、
いろいろな品種を食べ比べるのは本当に面白いなぁと、
家族みんなで楽しんで違いを楽しんでます。

またこのブログでも、美味しいお米を見つけたら紹介しますね~。

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2013年9月4日水曜日

スタバのキッズバリスタ!


先日、子供と一緒にスタバのキッズバリスタに行ってきました~。
最近連日のごとく、近所のスタバでお仕事をしていて、
平日限定でイベントをやっていると聞き、子供の都合も聞かずに予約(^^)

だって、スタバの店内で、子供用のスタバエプロンをつけて、
しかもお店で本当に売られているものと同じものをシャカシャカシェイクして作れるんです!!
これはきっと子供も喜ぶだろう親ながら思いまして。



カップには好きな絵を描いたり、名前を書いたり。
そしてレシピを教えてもらって、順番にシャカシャカシャカ。

出来たものはみんなで飲んで、ついでに子供がエプロン姿そのままで、
店内のお客さんに試飲してください~って持って行くんです!
←うちの娘は超ひっこみじあんでしたけど(・д・川)

なかなか平日のスタバは面白いことやってますね~。

いつか自分も、だし取り教室をどこかで子供を交えてやりたいなぁ、と
あらためて思った次第であります。。

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2013年9月2日月曜日

婦人画報10月号に掲載していただきました。


今月の婦人画報10月号は、昔ながらの一汁三菜をベースに、現代の食生活のスタイルに合わせて、どのように「献立」というものが考えられ、食に関して第一線の方がどんな料理を作っているのか??、ということを特集されています。

特集のタイトルはというと、

『100人の献立』 です!!

冒頭には料理研究家の後藤加寿子さんと有元葉子さん、お二人の日々の献立をピックアップしていたり、トゥーランドットの脇屋さん、分とく山の野崎さんなども登場されています。

ページをめくっていくと、飛田和緒さん、長尾智子さん、吉沢久子さん(←私、吉沢久子さんの体に良さそうな優しい感じの料理が好きで、よく本も見させていただいているんです^^ )などなど、おぉこの人もっ、というそうそうたる100人の方々です。

私も恐縮ながら、後ろの方にこじんまりとレシピを紹介させていただいています。。私が紹介しているのは、白ごはん.comで最も愛されている(と私自身が思っている)レシピを2品ほど。レシピ2品がなんなのかは、ぜひぜひ婦人画報を手に取って見てくださいね~(^^)

今月の婦人画報の表紙は、樋口可南子さんですので!! →

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